ネパールとSDGsそして日本

 2020年を迎えて間もなく、世界的にオーストラリアの森林火災やコロナウイルスの流行など悲惨な話題が多く先行きが不安になってくるような状況ですね。。こんな時にはどうすれば良いのか。

 私なりの対処法は、自分が癒される音楽を聴き、香りを焚いて、自分本来の好きなものを取り入れるようにします。いつもは節制しているのですが、好きなモンブランを食べるとか(笑) メンタルが下がっていかないように持っていきます。それでなくても、毎年2月はビジネスではスローダウンの辛抱の月です。寒さを味わいながら、意識を先に向けて3月からの活動の準備を淡々としているところです。

 

 最近、ファッション界では、サスティナブルという言葉が流行しています。サスティナブルな素材を売りにしたブランドなども出ていますし、その問題に対する姿勢を示すことだけでも、時流に乗り遅れないための必要要素になってきています。

 

Nature and Creation は、2015年に立ち上げた当初から、持続可能、サスティナブルという言葉を使っていました。今となっては先駆けですが、やっていることは全く変わっていません。今、SDGsを堂々と謳えることは大きな強みだと思います。

 

だからこそ、ORIENTAL GATEという新しい会社でも、デザインやスタイルに対することはもちろん、もう少し製法や背景についての発信が必要ではないかということを話し合いました。ネパールという国で生産工場を持ち、やっていくことは今までも今もこれからも、並大抵のことではありませんが、温暖化する地球で、自然素材を使い、伝統的手法でコツコツと生産を続けていくことは、現時点でも少なからずネパールの雇用と産業に役に立ています。そしてそれは、手仕事中心で理想的な省エネな生産方法です。

 

ネパールは、もともと外資の大量生産の工場がありません。スーパーでのプラスチック袋使用についも数年前にいち早く議会で廃止されました。有機農業についての関心も以前より高まってきているようです。外国で働いてきたり勉強してきた、新しい感覚を持った若いネパール人がどんどん国を変えていこうとしています。

 

そして幸いなことにネパールは、世界的なSDGsの流れの中では、多くの先進国のように逆方向に舵を切る混沌の渦の中にいる状況ではないと思います。縁あってずっと見てきたこの国が、どのように変わっていくのでしょうか。それを見守りながら、この仕事で関わってきた意義と役割を考えていきたいと思っています。

 

翻ってみると、日本も本当の転換期に置かれています。大量生産大量消費の時代は、国内の伝統産業の衰退を招いてしまいました。SDGsは、決して難しい非現実的な言葉ではなく、一人一人が、自分の消費意識が世界を変えるのだという意識を持っていくことが大切だ思います。そして消費だけでなく今やっと当たり前になった、地球の未来を考えながらの行動を各々が取り、変わっていかなくてはいけないのだと思います。

 

そういうことを考えながら、新しい流れの中の一つの選択肢となれるように、頑張っていきたいと思います!