第二回合同展示会@ギャラリーモーツァルト

来る3月19日〜26日に、『第二回 ネパールヒマラヤの厳しく優しい神々の創造 展 』と題して、Nature and Creation と Metier+ の合同展示会を開催致します。

 

「ネパールの素材と手仕事の伝統を、現代のライフスタイルに取りれやすくデザインし、仕事を創り出す」というテーマは、Nature and Creation の赤池と、Metier+ の赤座に共通する思想です。10年以上前、お互いネパールでものづくりと向き合っていた時、二人で語り合ったこと。それが今、現実となりました。

 

主な産業は観光と農業というネパールでは、製造業の層は浅く、外国の支援を受け、女性の自立を謳う工場で作られるものでも、デザインや技術は拙いものが多く、二つの大国に挟まれた小さな国が創り出すものは、品質・価格においても厳しい競争を強いられ、伝統的な手仕事の多くが衰退を余儀なくされました。

「ヒマラヤの大自然の国ネパールに息づく素材と、人々の手作業の技術によって継続的に仕事を生み出すこと」。それが、最貧国に数えられ、生活を守るためのやむを得ない出稼ぎという選択により労働力が流出し続けているネパールの人々にとって重要なことと考えます。私たちは、独自のものづくりも技術も伝統も存在するのに、その製品が評価され、作る人の生活を支えるには大きな壁があると感じていました。そこで辿り着いたのは、多くの手が差し伸べられているとはいえ援助には限界があり、ものづくりを持続可能にするのはビジネスとしての取り組み方だという実感でした。自らデザインし商品を創り上げ、流通させることに責任を持つこと。さらに、品質には妥協せず、現代の日本のマーケットで、デザイン、商品そのもの、手仕事の丁寧さが評価され選ばれる商品を作ること。このことを地道に目指し続けてきました。ネパールには豊かな自然の恩恵から、手触り、質感などにおいて卓越した本物の自然素材を作ることができる素晴らしい利点もあります。その利点を生かしながら、手仕事の産業を復興するという大きな挑戦をこれからも続けていきたいと思っております。その一つの通過点ですが、今年の合同企画展に、皆様にお越し頂ければ幸いです。