ネパール

Nature and Creation の赤池です。9月の前半にネパールに出張してきました。例年よりも早い段階で、来年の春夏の準備を進めることができたのですが、あまりにもスムーズに快適に、そして穏やかに進んだことに今になって驚きと感慨に浸っています。それは今までのブログにも書かれていますが、普通の国では当たり前のことが進まないというのがネパールの常識だったということがあります。今年の前半には、ネパール全体での変化の予感を感じましたが、今回自分の工房で特に実感することとなりました。私自身も、今回は精神的なゆとりがあり、ネパールについて思いを馳せるような一人の時間を楽しむことも出来ました。

ネパールは、本当に不思議な国です。仕事は常識やルールに従っては進まず、人間関係と心意気がものをいうところです。私たちの工房でも、一丸となって危機を乗り越えた経験が何度かありますが、今年に入り昇給とオーダー増加、どちらも叶えるに当たって工場の改革を進めてきました。「今こそ本気で変わらなきゃ駄目よ!」という訴えにきちんと応えてくれた

ことを改めて嬉しく思いました。思えば4月の出張の時、大演説をしながら工房に貼り紙をしました。その内容は「Polite:丁寧に礼儀正しく」「Achievement:努力して成し遂げること、常に自分自身の中で上を目指すこと」「Pride:誇りをもつこと」、このPAP(勝手に作り)を即座に皆の指針にしました。そして、これらがつねに評価されるという意味「Evaluation」。そして最後に、「⇒グッドビジネス、グッドカンパニー、グッドサラリー」(笑)という分かりやすいものです。その時に、「あなたたちはもう既に凄いんだよ」ということを何度も言いました。日本でお客さんが待っていること、一流のデパートで販売していること。そしてそのプライドが今スタッフを支えているのだと思います。

ネパールはもうすぐ、ダサインという年末年始のような長期休暇が始まります。その節目を前に、このような成長した姿を見せてくれた皆。色々と大変なことが多すぎるネパールでしたが、続けてきて本当に良かったと心から思いました。