今年最後のネパール出張1

代表の赤池です。現在ネパール出張中です。春夏の新作のサンプル制作と秋冬の出荷が同時進行になってしまい、毎日大忙しの工房です。今日は服作りの中の染色についての話です。

Nature and Creation の服は、糸の染めから自社で行っています。日本人好みの定番の色がすでに幾つかありますが、その年の雰囲気に合わせた新色を何色か用意します。染めの担当者は私が指定した色を出すのに何日もかけてサンプルを作ります。色味というのは非常に微妙なもので、何グラム単位、0.1%からのさじ加減で赤味、青味、黄味などの調整をして近づけていきやっと完成します。しかしながら、インドから調達している染料は同じ番号でもその時によって色味が変わることがあり、いざ生産に入って同じ調合をしても違う色が出るという問題が発生することも偶にあるのです。常に頭が痛い状態を抱えながら、努力しています。現在、ネパールで私たちが使う価格が高い染料を使うところは他にはないそうです。直接染料と言って、数回で簡単に色が落ちてしまうものがほとんど。一方、Nature and Creation の服は、繰り返しお洗濯をして数年、コットンが肌になじみ柔らかくなるまで着ていただけます。縫製のレベルはもちろんですが、布のクオリティーは全く他とは違います。大量生産出来ない、とても手間のかかる製品ですが、一旦手にして頂くと、長〜く手元に置いていただけるお洋服です。生産、消費の両方において、まさに『スローファッション』と言えるかもしれません。これを、Natnre and Creation のキャッチフレーズにしようかしら?と思ったりしています。