こんにちは。
ネパール駐在員の渡辺です。
いよいよ明日は出荷です。
ネパールのゆったりとした時間に反して、自社工房では出荷に向け慌しい毎日です。
前回のブログで、ルブという村にある工房についてご紹介しましたが、今回もこの工房の様子をご紹介します。
届いた糸をきれいに糸巻きし、機織機に糸をセットしてからいざ織ろう!となります。
ですが、そもそも糸を機織機にセットする作業が、汗と体力と集中力を要する一日がかりの大仕事なのです。
まず縦糸をセットし、その後横糸を組み合わせていくことで布になります。
縦糸の本数、計2160本。
2160本の縦糸を一本ずつ機織機にセットしていきます。
素人の私なら気が遠くなる作業ですが、プロの職人なら緩まず絡まらずササッとこなしていきます。
ピーンと張った縦糸に横糸が重なり合い、きめ細かい生地に仕上がります。
その背景には2160回の地道な作業があったのでした。